商売は「自社の事業をどれだけ多くの人に認知してもらうか」のマーケティング施策が成功のカギになります。
本記事では、『Webマーケティングの強み』をテーマとし、ブログ・SNS・YouTubeそれぞれの特徴や始めるべき順番を解説します。
Webマーケティングの強み
マーケティングの主な種類は「デジタルマーケティング」と「リアルマーケティング」に分かれます。本題であるWebマーケティングは、このデジタルマーケティングの部類に属します。

リアルタイム計測
インターネットで私たちが訪問した広告・サイトには、使用端末やWeb上の行動履歴、場合により年齢・性別・位置情報も残ります。
運営者は、解析ツールを使用することでこれらの情報にアクセスできるため、施策の効果測定をリアルタイムで計測し、PDCAを素早く回せるのがWebマーケティング最大の強みです。

新野商事を訪問した人の端末情報(GoogleAnalyticsより)
初期費用が安価
またWebマーケティングは、初期費用を抑え時間を投下することで認知活動を行える特徴もあります。
- 営業 vs インサイドセールス
- インサイドセールスは時間と場所を拘束されず、営業を雇用する場合と比べ経費が安い。
- マスメディア広告 vs Web広告
- Web広告は複数の報酬形態を持ち、固定報酬型のマス広告と比べ予算に合わせた柔軟性を持つ。
- コンテンツ発信
- 投資金額がサーバー代・ドメイン代など数万円で済む。
コンテンツ発信を始める順番
コンテンツ発信をする主な媒体はブログ、SNS、YouTubeです。これらは獲得できる層がそれぞれ異なるため、どれが良いかではなくどの順番で始めるべきかという視点で考えましょう。
多くの事業で最も再現性が高い順番は、ブログ→SNS→YouTubeです。
これは「媒体の優劣」ではなく、土台を固め→配信し→集客する流れが最もスムーズにいくという設計上の理由です。
ブログが優先される理由
まずブログを始めるべき理由は、コンテンツと同時に誘導先(コーポレートサイト)を作れること。及び最もコンテンツを深掘りしやすいジャンルで、他のSNSやYouTubeに転用しやすいことが挙げられます。
ブログはCMSを活用すれば、専門知識がなくても視覚的に構築でき、作成した記事は長期的な資産となります。

CMSとは、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても、Webサイトを構築・更新できるシステムのことを指します。WordPressを初めとしたオープンソースCMSを活用すれば、無料で構築することが可能です。
誘導先を作れる

ブログを始める手順は以下の流れに沿って行います。
- 読者ターゲットを定める
- 誰に?/年齢・性別・業種
- 何を?/どんな悩みを解決したいか
- どのように?/事例・データ・個人の知見
- 誘導先を作る
- ホームページ制作・問い合わせ欄設置・資料DL・LINE登録
- PDCAを回す
- 記事制作→検索流入数・コンバージョン率を計測→改善
コーポレートサイトは全ての事業者が作成するべき会社の顔です。それをコンテンツと同時に作成することで、コンバージョン率(顧客化までの比率)をまとめて計測することができます。
コンテンツを深堀りできる
ブログの検索結果上位化にはE‑E‑A‑T(経験・専門性・権威・信頼性)の評価基準が存在します。
コンテンツの内容は一次情報を文書化して個人の意見を交えることが求められるため、ブログは情報収集・情報発信スキルが最も身に付くジャンルです。
またSNSはブログと比べ短文化するため、横展開する場合はE‑E‑A‑Tを引き継ぎながら要約する作業で完結できます。
検索結果上位化(SEO施策)とは
自社ブログへの読者流入数は、検索結果に対しどれだけ上位表示をしたかで決まります。その検索結果の上位(品質の良否)を決める代表的な基準が、Googleの品質評価ガイドラインです。

Googleが検索結果のコンテンツの品質を適切に評価するため、「評価する者向けに」作成したマニュアルです。これは、検索ユーザーのニーズをどれだけ満たしているかを評価するための基準であり、コンテンツ作成者向けにSEO施策方法を解説するものではありません。
評価基準の代表例
タイトル・概要・記事に対して、ユーザーの検索キーワードとの関連性があるかを評価されます。
戦略的に検索ボリュームの高い(またはあえて中規模の)「キーワード」をタイトルに盛り込み、関連したコンテンツを作成することが求められます。
くろひつじこれは最も重要な要素で、もしユーザーが検索した内容と関係ないコンテンツが出てきたら、その検索エンジン自体の評価が落ちてしまうんだ。
読者がコンテンツを読んだ滞在時間や、スクロール数・クリック数などを測られます。エンゲージメントが高いほど、優良なコンテンツと評価されます。
また読者からのフィードバック(高評価・コメント・シェア)も、このエンゲージメントの基準に該当します。
その分野の専門性(経験・専門性・権威・信頼性)があるかを評価されます。
特定の分野でコンテンツを充実させることや、外部被リンクの多さが関係しています。雑記ブログより特化ブログの方が伸びやすいと言われるのは、雑記ブログはコンテンツの専門性が分散されるためです。
次にSNSをするべき理由
誘導先を確保し、コンテンツの在庫ができたらSNSで発信します。
SNSをYouTubeより先に始めるべき理由は、どちらも文字媒体を使用し、かつ短文化するため発信する手間が少ないこと。またフィードバックがブログより得やすく、ブログ改善の相乗効果が期待できることが挙げられます。
最後にYouTubeをするべき理由
YouTubeなどの動画コンテンツは、視聴者の労力が少なく済む(いわゆる「ながら視聴」ができる)ため、集客ツールとしては強力です。
しかしその反面、コンテンツ提供者側の制作コスト(撮影・編集・継続)は重く、最初にやると挫折に繋がりやすい面があります。
コンテンツ作成・SEO施策・実データ分析・フィードバックなどの経験を積み、勝ち筋(成功体験)を得てから壁にぶつかった方が、挫折リスクを軽減できます。
なお、YouTubeの検索上位化はGoogle品質評価と同様、「関連性・エンゲージメント・品質」で評価されます。
YouTubeを優先した方が良いケース
例外として、YouTube→ブログ→SNSが成立するケースも存在します。
- 自社の商品・サービスを見せないと伝わらない。
- 既にチームが形成されており、制作コストが分散・継続できる体制がある。
※但しこの場合でも、YouTubeを伸ばすほど「誘導先」が必要になるので、ブログ/サイトは並走することがお勧めです。
最後に
今回は、『Webマーケティングの強み』をテーマとし、ブログ・SNS・YouTubeそれぞれの特徴や始めるべき順番を解説しました。
Webマーケティングで顧客を獲得するには、営業活動とは比較にならないほどの時間を要します。しかし、一度集客力のあるコンテンツを持てば、それまでの労力を全てペイできます。気長に真剣に、優良なコンテンツを発信していきましょう。










