私は現役で商社の営業マンをしています。
成功を掴むには、成功した先人たちを模倣するのが最も効果的です。
そして、自身で財を築いた”セルフメイド”の富裕層の人たちには、明確な性格的特徴があります。
そこで今回は、これから起業・副業をしたい方や、将来成功したい人に向けて、成功者の特徴についてご紹介します。

- 起業・副業をしたい人
- 将来成功したい人

お金持ちになりたひいいいいい。

わお、特定の年代からは嫌われそうなワードだね。。ただ、自分に正直なのは非常に良いコトだ。
成功者の特徴の中でも、今回は誠実性と協調性に焦点を当てます。
協調性は、一般に(特に日本においては)重要な性格ですが、自身の目標を叶えるには障壁となり得ます。
また、誠実性は計画的で継続力があることを指し、自身の目標を叶えることに直結します。
なお、今回も個人の独断と偏見を含みますので、酔った商社マンの話に付き合ってる気分で、気軽にお読みください。

- セルフメイド富裕層は、誠実性が高く協調性が低い特徴がある。
- 商売は成果の出ない期間が必ず存在し、誠実性はその期間の継続力に繋がる。
- 協調性の低さは周りからの同調圧力を抑制し、かつ意図的に低くすることも可能。
成功者の特徴
成功者のうち半数以上が、親族からの遺産ではなく自らの行動で富を築いたとされています。
(これをセルフメイド富裕層と言うそうです)
逆に言えば、これは相続で得たお金を守り抜くことは困難であることも意味します。

つまり、ちびまる子ちゃんの花輪くんは将来一般人になる可能性が高いってこと?


いや、設定を崩壊させるようなこと言わないで。。

でも、これは意外と的を得ていて、富裕層の間ではよく『自分の子供には、魚ではなく釣り方を教えよう』と言われているんだ。
参考文献:Wikipedia
富裕層の世帯比
野村證券が発表している世帯別の金持ちピラミッドによれば、1億円以上の純金融資産を持つ世帯は全5621万5千世帯中の165.3万世帯。
つまり、その世帯比は約3%となります。

引用元:NRI

純金融資産とは、預貯金・株式・債券・投資信託などの金融資産から、住宅ローンや自動車ローンなどの負債を差し引いた金額を指します。なお、不動産はすぐに現金化できないため、金融資産には含まれません。
性格的傾向
複数の研究で、富裕層に共通する性格傾向が明らかになっています。
特性 | 傾向 | 詳細 |
---|---|---|
誠実性 | 高 | 最も強い相関。計画的で継続力がある。 |
対人性 | 高 | 人との接触機会を多く持ち、交渉力が高い。 |
柔軟性 | 高 | 物事を収益構造に結びつける柔軟さを持つ。 |
鈍感力 | 高 | ストレスやプレッシャーに強い。 |
協調性 | 低 | 他人に同調せず、自分軸で判断ができる。 |
独立的思考 | 高 | 自分の目標を持ち、それを原動力にする。 |
Nature誌に掲載された研究では、特に自力で富を築いたセルフメイド富裕層は、これらの特徴がより顕著であるとされています。
参考文献:Nature誌
誠実性とは?

まずは誠実性に焦点を当てましょう。
計画的に、ある1つの事柄を実行し続けられる人の割合は、一般に5%だと言われています。
そして継続の可否を決めるのは、継続する過程で成果を感じられるかが大きな要因となります。

これは成功体験とも呼ばれているね。
もし取り組んだ事柄が成果の出にくい分野の場合、その継続率はさらに下がります。

実際にブログなどの成果が出にくい分野は、3年後の継続率は5%より更に下がり、3%だと言われているんだ。

確かに、3年間も成果の保証されてない事柄に時間を費やすのは、相当頭がおかしくないとできないよね。

言い方。。でも実際に、継続できる人はある特徴的な考えを持ってる人が多いんだ。
継続する方法
例えば毎日3時間、計5年間をある1つの事柄に費やすとします。
その事柄は自分の目標に向かうための行動であり、その目標は『1億円手に入れる』でも『社長になる』でも何でも構いません。
現在の自分がゲームやテレビ、残業などで時間を消費している場合、これらの時間は自分の目標より優先順位が高いのか?を考えるそうです。

毎日3時間を捻出できないほど、優先順位の高い生活をしている人はほとんどいないからね。

なるほど。Yotubeとかゲームとか、消費コンテンツのレベルが年々上がっているからこそ、この考え方は大事だね。
継続する方法は、以下のブログでご紹介しておりますので、ぜひ合わせてお読みください。


つまり、どのような商売であれ始めた当初は成果の出ない期間が必ずあるから、誠実性が必須ってコトだね。

でも、よく方向性の方が成功に占める役割が大きいって言われてるけど、それはどうなの?

鋭いね。確かにそうなんだけど、成功に再現性が無い以上、方向性は継続する中で自分の判断で修正していくものなんだ。

つまり継続がありきの方向性ってことね。
成功できなかった先に残るもの
成功した人は数多くの失敗も経験しており、失敗が前提で継続しています。
ここで重要なのは、再起できないようなリスクを取らないことです。
再起が前提の事柄を継続すれば、その過程が成長となり、何かしらの形でその成果が残ります。
一方で、より短期的に成功しようとした結果、市場調査が不十分な領域に投資をしたり、仮想通貨の投機に走ってしまうこともあります。
長期的な投資先については以下のブログでご紹介しておりますので、ぜひ合わせてお読みください。

協調性が低い理由
これはアメリカの起業家であるジム・ローンが提唱したもので、『人は周囲の人々の影響を強く受けて、自分の価値観や行動、思考パターンが形成される』という考え方です。
これに似た説を立証した研究が、2022年にNature誌で掲載されました。
- 調査内容:Facebook上で、7,000万件以上の『友人関係と所得税の関係性』を分析。
- 調査結果:低所得家庭出身の子どもが、裕福な友達と関係を築ける地域で育つと、成人後の所得が約20%増加する。
これは、友達との交流が「キャリア志向・受験情報・インターン機会」などの無形資本をもたらすためとされています。

すごいね!ちょっと六本木ヒルズに用事思い出したから行ってくるわ!

君の行動力が一番すごいよ、、
但し、周りにいる友人は外的環境要因であり、これが直接成功を生み出すことはありません。
協調性が低いことは、あくまで外因による障害を防ぐことができるのです。
外的要因による失敗
協調性の低さは、周りからマイペース・変わっていると思われてしまいます。
実際に、目標達成のために残業をやめた結果、残業している同僚から疎まれることも少なくありません。

特に日本のサラリーマンは残業している俺かっこいいマンが蔓延っているよね。

奴隷の中でも優劣があったように、人は周りとの対比で承認欲求を満たしたがるからね。

この無駄な足の引っ張り合いムーブを防ぐことはできないの?
逆説的に、集団的無意識を作る方法について考えてみましょう。
例えばブラック企業のオーナーや、新興宗教の創設者は、洗脳したい人間に対し『考える時間を与える』こと。また「異なる環境で知見を得る』ことを嫌がる傾向にあります。
これをあえて実行することで、現在自分が置かれている環境に対し、協調性を省くことができます。
協調性を低く保つには
異なる環境で知見を得る
日本の会社が新卒一括採用をするように、人は他の環境に一度身を置くと、それを比較対象とし現在の立ち位置を第3者目線で見る力が付きます。
周りとは異なる行動をし、周りから白い目で見られたとしても、自分の常識は他人の非常識であることを自認することができるのです。

え、他の人に「私はこういう考えなんだ!!」って説くんじゃないの?

君は一体何者を目指してるんだ。。

例え同じ組織でも人の考えは纏まらないように、他者を説いても人は変わらないよ。

特に自分と考えが違うからって『人を見下す』ことは絶対お勧めしないよ。余計な軋轢を生むからね。
経営者が採用に最も重視するのが人間性であるように、後天的に誰かを変えるのは難しいのが現実です。
それが組織であれば尚更であり、だからこそ協調性を低く保つようになるのです。
考える時間を得る
- 自分にとって何が幸せなのか。
- 自分が死んだ時に、後悔が残る生き方をしていないか。
- 自分の生活における1つ1つの行動は、その幸せを目指す過程であるのか。
しっかりと時間を取って考えてみましょう。
その結果が前述した優先順位に繋がり、その過程で得た環境の変化が、協調性を低く保つことに繋がります。
最後に
今回は、これから起業する方や、副業を始めたい方に向けて、成功者の特徴についてご紹介しました。
成功は誰しもが求める目標ですが、それを叶えるのは容易ではないからこそ成功者たり得ます。
だからこそ、私たち一般人が継続し続けることが、人生を本気で生きている証拠ではないでしょうか。
今後も現代のビジネスマン向けに情報を発信していきますので、本ブログをブックマークして頂けますと幸いです。