【個の時代】資産を築く具体的な方法を現役の商社マンがご紹介します。

私は現役で商社の営業マンをしながら、副業としてブログや物販、代行会社の経営をしています。

現代は個人が資産を築ける個の時代です。ここでいう資産は現金や株式ではなく、ビジネスの資産。つまり自分の事業を指します。

この資産を他人がコントロールできない領域で手に入れると、安定した収入の柱を複数持つことができます。今回は実体験から答え合わせした結果を基に、個の時代を生き抜く方法についてご紹介します。

こんな人に読んでほしい
  • 会社の給与で暮らしていけるか不安に思っている人
  • 副業のジャンル選びに悩んでいる人
新野くん

最近は全然貯金ができなくて将来に不安を抱えてる人が増えてるよね。このブログですぐに稼げる副業とかを教えてくれるの?

くろひつじ

メン!違うよ。副業に即効性を求めると、持続性が無くなってしまうんだ。もちろん優先すべきは持続性。即効性を求める人は、ある程度の天井が見えたら辞めちゃうからね。

尚、本ブログの前提として、まず自分には本業以外の収入がいくら必要なのか計算することをおすすめします。自分の生涯年収の手取り額から生活費を差し引き、その余剰額の合計が退職後の資金となります。

この資金で自分が満足するのであれば、むしろ何もする必要はありません。資産を築く過程は決して容易ではなく、相応の時間と失敗だらけの経験が必要だからです。

しかし自分が満足できないのであれば、余計なことを考えずひたすら挑戦と失敗を繰り返しましょう。最速で成功する方法は、最速で失敗を繰り返すことだからです。

この記事のまとめ
  • EC領域で自社の商品やサービスを販売する場合、独自サイト利用の一択である。
  • 商品の仕入れはどこから仕入れるかではなく、誰の為に何を仕入れるかが重要である。
  • 商売の本質は他者貢献。長期的な貢献こそが、持続可能な事業を実現する。
目次

はじめに

個人規模の事業の場合、収入と投下時間は直結します。当然ながら個人の力で稼げる金額には限界があり、多くの会社はその規模に応じて従業員を雇ったり、業務委託を行います。

しかし取り組むビジネスによっては、従業員の雇用や外注が難しい場合があります。では具体的にどのような事業が拡張性が狭いのか。商売の基礎である物販から、持続性の高いビジネスを見ていきましょう。

物販の場合(販売編)

前提として、商品の販売はインターネット上で行います。実店舗での販売には、その商品における既存の販売実績や高額な出店費用が必要となる為です。インターネット上の販売は、大きく以下の2種類に分かれます。

  • マーケットプレイス型…メルカリ、Amazon、楽天市場など
  • 自社ECサイト型…Shopify、BASEなど
スクロールできます
特徴マーケットプレイス型自社EC型
短期的な稼ぎ易さ
長期的な安定性
事業の持続性プラットフォーム依存自由度が高くリスク分散可能

短期的な稼ぎ易さ

マーケットプレイス型

商店の構築プロレスや購入者側のユーザー登録が簡易的で、かつアクティブユーザー数が多い為、簡単な出品作業をするだけである程度の閲覧数を得ることができます。

その一方で、多くの商店が同じプラットフォームに乱立し、仕入れる商品を差別化しない限り競合との価格競争に巻き込まれます。

自社EC型

一般的に、自社ホームページ上の外部リンク先として利用されます。それぞれの商店が独立したサイトURLを持っており、競合店との価格競争に巻き込まれるリスクが減ります。

その一方で、集客するにはSEO対策やSNS運用等が必須であり、商店の構築からファーストキャッシュを得るまでは相応の時間を要します。

長期的な安定性

マーケットプレイス型

販売手数料が高く、相場平均として売上の10%程が引かれます。また規約変更やサービス終了でアカウントが削除されてしまう可能性があり、外的要因により業績が0になるリスクを伴います。

外部リンクを設置できないことも多く、例えマーケットプレイス内で実績を積み上げても、その外では自社商品のリピーターを得られにくい特徴があります。

自社EC型

販売手数料は、相場平均として売上の3%程に留まります。商店側は独自のプラットフォームを構築できる知識はありながら、あえてこのサービスを利用しているケースが多いです。

その理由は自作サイトよりも決済システムの安全性が高く、情報流出やハッキングなどで信用を失うリスクを避ける目的があります。つまり特定のマーケットプレイスに依存することはありません。

メルマガやLINE登録への誘導、また外部リンクも掲載可能で、物販以外の事業をしている場合は訪問ユーザーへ他の自社サービスを訴求できます。

事業の持続性

よってマーケットプレイス型は、例え販売実績を積み上げたとしても外的要因により実績が0になるリスクを伴い、かつ価格競争による粗利益の低下で雇用・外注費用を負担する運転資金が得られにくい特徴があります。

目先の利益ではなく長期的なビジネス資産を積み上げていくには、自社EC型一択と言えるでしょう。

物販の場合(仕入れ編)

商品の仕入れは海外ECサイトからの輸入、近隣店舗からの購入、メーカーからの購入の3種類が挙げられます。しかし以下の理由により、競合の少ない領域で継続的な商売をするには、メーカーからの購入一択になります。

  • 海外ECサイトからの輸入…言語を覚えずとも感覚的に輸入できる。競合や不良品が多い。
  • 実店舗からの購入…リピート商品が作りづらく、店舗の在庫状況に依存される。

但し、メーカーからの購入も決して容易ではありません。

主要メーカーの商品は、既に主だった商流が確立されているからです。実店舗を持たず、ECの領域のみで勝負する商店には、メーカー側のメリットが見出せません。

EC物販は市場規模こそ大きくなり続けていますが、それは実店舗自身がEC領域に展開しているのが主であり、新規商店が事業を育てるには、他の業界と比較しても難易度が高いと言えます。

仕入れにおける考え方

長期的な商売ができる商品を仕入れるには、どこから購入するかではなく誰の為に仕入れるかの方が重要です。

例えばB2Cの仕入れ3原則である、小さい・軽い・壊れにくいをあえて無視し、参入商店の少ない大きい・重い商品を取り扱うのも1つの方法です。またB2C向けの商品ではなく、B2B領域を攻めるのも良いでしょう。

B2BにおけるEC物販

B2ECプラットフォームにはアスクル・モノタロウ・ミスミの3社が挙げられますが、これらで出品するのは前述したマーケットプレイス依存を招く為おすすめしません。

しかし、自社EC型を利用したB2B直接取引の場合は話が変わります。B2B取引はB2Cと比較し価格ではなく信頼や立地が重要視される為、一度購入実績を作ればリピートに繋がる可能性が高くなります。

また市場規模においてもB2Bは単価の高い商品を販売できるケースが多く、B2Cと比較して相対的に売上に対する人件費率を低く抑えることができます。

市場規模の比較

B2Bの業界

スクロールできます
業種売上高(単位:百万円)粗利益(単位:千円)人件費率
製造業1,142477,1867.3%
建設業28256,3388.9%
卸売業64864,7775.9%
情報通信業1.316592,10519.3%

B2Cの業界

スクロールできます
業種売上高(単位:百万円)粗利益(単位:千円)人件費率
小売業648178,78511.6%
宿泊・飲食業4931,96725.5%
サービス・娯楽業9647,77113.8%
医療・福祉524157,27320.4%

B2CとB2Bの相違点に関しては以下のブログでご紹介しておりますので、是非合わせてお読みください。

事業の持続性

つまり継続的な商売ができる商品を仕入れるには、商店として確立した既存事業を持つ場合はメーカーから直接購入を行い、そうでない場合には大きくて重い商品を取り扱うか、B2B領域に挑戦するか等の方法があります。

ブログの場合

さて、次にブログ運用について考えてみましょう。先にお伝えすると、基本的な考えは上述したものがすべての事業で共通しています。

相違点としては、ブログは物販と比べ特に成果が出にくい部類に分類され、数万円の利益でも1年以上を費やすケースが一般的です。ブログは大きく以下の2種類に分かれます。

  • ブログ作成サービスを利用する…はてなブログ、アメブロ、noteなど
  • CMSを利用する…WordPressなど
スクロールできます
特徴ブログ作成サービスCMS
短期的な稼ぎ易さ
長期的な安定性
事業の持続性プラットフォーム依存自由度が高くリスク分散可能

短期的な稼ぎ易さ

  • ブログ作成サービス
    既存の流入がある…プラットフォーム自体に読者がいるため、すぐにアクセスが集まりやすい。
    SEOが最適化されている…特別なSEO対策は不要で、初心者でも検索結果に表示されやすい。
  • CMS
    初期アクセスがない…自分でSEOやSNSを活用し、集客する必要がある。
    初期設定が必要 …サーバー契約、ドメイン取得、プラグイン設定等が必要である。

長期的な安定性

  • ブログ作成サービス
    サービス終了のリスクがある… Yahoo!ブログやSeesaaブログ等、実際に終了している実例がある。
    収益化の選択肢が限られる…例えばNOTEでは独自広告を貼ることができない。
  • CMS
    自由に収益化できる…Google AdSense、アフィリエイト、EC、サブスクなど、多様なマネタイズが可能。
    ドメインを所有できる…独自ドメインを利用する為、長期的な資産として活用できる。

事業の持続性

  • ブログ作成サービス
    プラットフォーム依存…運営会社の都合で規約変更やサービス終了の可能性がある。
    アカウント削除のリスク…運営のポリシー違反により突然アカウントが削除されるケースがある。
  • CMS
    完全に自分の資産として管理可能…ドメインやサーバーを自分で管理できる。
    自由な運営が可能…収益モデルやデザインを自由に決められる。

まとめ

今回は代表的な物販とブログに焦点を当てて解説しましたが、これには様々な商品やサービスの販売に当てはめることができます。

例えばホームページ制作を専門に取り扱う場合、クラウドワークスやランサーズ、ココナラ等の短期的な収益を見込めるマーケットプレイスは複数あります。

しかしこれらに参入し時間を割いてしまうと、独自の販売プラットフォームを制作する余裕や、自社商材のマーケティングに使う時間を奪われてしまいます。

商売とは例外なく、最初から長期的な視点で行動した方が後々の資産が大きくなります。

最後に

今回は持続性のある商売とは何なのかご紹介しました。

私は個人的に、商売は短期で挑むべきものではないと思っています。何故なら短期を突き詰めれば、高額な情報商材や実態無視の保険営業等が、より大きく稼げてしまうからです。

商売の本質は他者貢献です。貢献度が高ければより多くの報酬を得られ、認知も自然と広まっていきます。短期的なキャッシュは得られずとも、それが社会全体をより良い方向へ導いてくれます。

今後も現代のビジネスマン向けに情報を発信していきますので、本ブログをブックマークして頂けますと幸いです。

過去の記事一覧

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