私は現役で商社の営業マンをしています。
商売で成功するには、”自分の事業をどれだけ多くの人に認知してもらうか“がカギになります。
今回は、この認知してもらう活動をマーケティングと定義し、その重要性や具体的な方法についてご紹介します。

- 起業・副業をしたい人
- Webマーケティングについて興味がある人

マーケティングってチラシ配りとかメール配信とかも含まれるの?

メン!そうだよ。最近はSNSやYoutubeなどの、お金のかからない手法が主流になりつつあるんだ。
商売において重要なのは、粗利率と顧客リストです。
粗利率は付随する付加価値の大きさに比例しますが、その差別化は相応の技術力、及び資本力が必要です。
一方で、認知活動を通した顧客の獲得は、”時間かお金“どちらかを投下することで、行動量により差別化が可能な分野なのです。

- 成功は運であり、運は人が持っている。
- よって、どれだけ多くの人に訴求できるかが成功のカギとなる。
- Webマーケティングへ時間を投下すれば、恒久的な集客ツールとなる。
成功する仕組み
マーティングの重要性を説明するには、まず商売で成功する仕組みについて考える必要があります。
成功はほぼ運である
商売で成功するには、才能が必要だと考える方が多いと思います。
しかし、「才能と運:成功と失敗におけるランダム性の役割」のシミュレーション研究では、運に恵まれなければほぼ成功できない構造が明らかにされています。
本研究では、才能値にあまり差が無くても、数十年後の資産額は極端に広がる傾向があることも示しています。
研究の詳細については以下のブログでご紹介しておりますので、ぜひ合わせてお読みください。

人の才能値にそれほど差はない
上述した研究では、0~1のランダム値が才能値として割り振られていますが、これは実社会においても転用できます。
例え知能や経験に差があったとしても、商売を企画・開発・営業する選択肢は限られており、かつ個人の技量は組織に分散されます。
にも関わらず格差社会なのは、資本主義社会では、資産が多い人により多くの運が舞い込みやすい傾向があるためです。

「お金はお金を持っている人のところに集まる」ってよく言うよね。

そうだね。投資でもビジネスでも、100万円と1,000万円では、購買力以上に価値が全然違うんだ。
運は人が持っている
商売における運とは、人が運んできてくるモノです。
つまり『より多くの運を集めるには、より多くの人に認知してもらう』必要があります。
そしてこの認知活動は、”お金か時間”のどちらを投下するかで方法が分かれます。

お金を投下すれば営業を通して活動し、時間を投下すればWebコンテンツを通して活動するってコトだね!
運を活かすには自分の事業が必要
自分の事業を持つとは、具体的には持株比率67%以上の会社を持つことを指します。
従業員として自社商売の認知活動をしても、その商売を拡張する決定権・またその恩恵を自分が得ることはできません。
株式の詳細については以下のブログでご紹介しておりますので、ぜひ合わせてお読みください。


『金持ち父さん 貧乏父さん』でも、自分の事業を持つことの重要性はよく言われてたね。

『金持ち父さん貧乏父さん』とは、お金に関する考え方や行動を変えることで、経済的な自由を達成するための原則を教えてくれる本です。著者のロバート・キヨサキ氏は、金融教育をするリッチダッド・カンパニーの経営者でもあります。

M&Aは税率が安い
給与所得や事業所得は、累進課税 最大45%+住民税10%が適用されます。
一方で株式譲渡(M&A)では、個人の場合20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の課税となります。
事業所得は必要経費の控除が認められるものの、資産形成において株式譲渡益の税率が圧倒的に優遇されています。
そしてこのM&Aは、顧客リストの数が多ければ多いほど譲渡金額が高くなります。
まとめ
つまり商売で成功するには、”自分の事業をどれだけ多くの人に認知してもらうか“がカギになります。
Webマーケティングの強み
前述した通り、認知活動をするには、お金か時間のどちらかを投下する必要があります。
そして初期費用を抑え、時間を投下することで認知活動を行えるのが、Webマーケティングの強みです。
Webマーケティングの種類
Webマーケティングでは、Web上で不特定多数向けに商売に関する情報発信を行い、見込み顧客を獲得します。
情報発信をする主な媒体は 、ブログ、SNS、Youtubeです。
これらは獲得できる層がそれぞれ異なるため、どれが良いかではなく”どの順番で始めるべきか“という視点で考えましょう。
- コンテンツマーケティング…ブログ(WordPress、Noteなど)
- SNSマーケティング…Youtube、LINE、X (旧Twitter)など
Webマーケティングを始める順番
優先順位1.ブログ
ブログは、集客した見込み顧客の誘導先として用います。
カスタマイズ性が高く難易度が低いため、コンテンツ機能としての相性が良いのが特徴です。
CMSを活用すれば、ユーザー数の減少や利用規約違反(記事の削除)リスクも軽減でき、作成した記事は長期的な資産となります。

CMSとは、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても、Webサイトを構築・更新できるシステムのことを指します。WordPressを初めとしたオープンソースCMSを活用すれば、無料で構築することが可能です。
優先順位2.X(旧Twitter)
XやインスタグラムなどのSNSは、集客ツールとして活用します。
ブログはコンテンツ機能としての相性が良い反面、集客ツールとして活用するには専門的なSEO戦略が必要になります。
SNSはコンテンツ機能が弱い一方で、利用ユーザー数が多く集客ツールとして活用できるため、それぞれの弱みをカバーできます。
優先順位3.Yotube
Youtubeはブログ同様、コンテンツとしての機能を持ちますが、その品質を向上するには多くの機材・時間を必要とします。
コンテンツ機能・集客ツールの両方を兼ね備える可能性はありますが、登録者数を得るには相応の忍耐力が必要です。

ブログやSNSに外部リンクとして貼れるから、相性は良いんだけどね。動画1本制作するのも、他とは比較にならない時間を要するんだ。

でも、いずれは手を付けなきゃいけないツールではあるってコトだね!
優先順位4.LINE
LINEを初めとしたメルマガ、オンラインサロンなどの顧客管理機能は、マネタイズする段階で効果を発揮します。
既に主だったコンテンツを作成し、集客ツールも充実させた状態で、初めて手をつけるべきツールです。

顧客リストの管理は、マネタイズする段階で初めてその重要性を帯びます。コンテンツ作成や集客の段階では、無償で有益な情報を発信することに集中した方が、長期的な顧客の獲得に繋がります。
最後に
今回は、認知活動をマーケティングと定義し、その重要性や具体的な方法についてご紹介しました。
Webマーケティングで顧客を獲得するには、営業活動とは比較にならないほどの時間を要します。
しかし、一度集客力のあるコンテンツを持てば、それまでの労力を全てペイできます。気長に真剣に、優良なコンテンツを発信していきましょう。
今後も現代のビジネスマン向けに情報を発信していきますので、本ブログをブックマークして頂けますと幸いです。
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